「アンドロイド」有害アプリ大増殖 3月70種類、グーグルも制御不能


スマートフォン(高機能携帯電話)向けの有害ソフトが急増している。米インターネット検索大手グーグルは、同社が端末メーカー各社に提供している携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」向け有害アプリケーションをほとんど制御できない状況だ。

SankeiBiz http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110423/mcb1104230505018-n1.htm

セキュリティー対策会社カスペルスキー・ラボのニコライ・グレベンニコフ最高技術責任者(CTO)によると、「マルウエア」と呼ばれる有害ソフトを組み込 んだアプリのアンドロイドへの侵入は、展開が同じ段階にあるパソコンより速いペースで進んでいる。同社が突き止めたマルウエアは昨年9月に2種類だった が、今年3月には70種類に急増した。
同氏は「アンドロイドでのマルウエアの増加は著しく、今後さらに増えることは確実だ」と語った。同社は7~9月期にアンドロイド向けのセキュリティー対策を提供する。
携帯端末用ソフトへのハッキングはますます巧妙化しており、グーグルは先月、同社のアプリストア「アンドロイドマーケット」から入手可能な有害アプリの削 除を余儀なくされた。こうしたアプリは携帯端末に関する情報を収集した履歴があり、個人情報入手に利用される恐れがある。
グーグルの広報 担当者は、先月のブログ投稿での同社のコメントを参照するよう求めた。同社のセキュリティー対策担当の技術者、リッチ・カニングス氏は同ブログで「安全対 策上の同様の弱点を突いた有害アプリが新たにアンドロイドマーケットを介して流通しないよう多くの対策を追加している」と説明している。

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